タイ旅行に行ったとき、お店によってチップをいくら渡せばいいか悩んだ経験はありませんか。

この記事を読むことでタイのチップの相場やチップが必要な場合と必要ない場合がわかるようになります。

それでは今回はタイのチップ事情として、タイのお店のチップの相場、払い方、チップがいる場所いらない場所について見ていきましょう!

タイでチップが必要な場所と必要ない場所

今回はタイでチップが必要な場所と必要ない場所で、

食事

マッサージ

ホテル

タクシー

例外

で5つのカテゴリーに分けました。

一つずつ見ていきましょう。

食事のときのチップ

まずはお食事編です。

屋台、フードコート、レストラン、カフェとタイでお食事をするときは、だいたいこの4つの場所になると思います。

屋台でのチップ

まずは 屋台です。

屋台ではチップは必要ないです。

ただ以前、屋台で食事をしていた時に手が滑ってコーラをぶちまけてしまい、お店の調味料入れやティッシュにも盛大にかかってしまったことがありました。

このように迷惑をかけたなと思った場合には、ケージに50バーツぐらいを上乗せして渡したこともあります、

あと、お釣りが数バーツなど小銭の場合はもらわず屋台を後にする場合もありますが、基本的に屋台でチップは不要です。

フードコート

お次は、フードコートです。

フードコートでもチップは払いません。

大抵どこのフードコートも食べたらそのままにして席をたちます。

お片付けをするスタッフさんが何人もいるので、食器などはテーブルに置いたままで大丈夫です。

中には「食器を片付けてくれてありがとう」の意味を込めて、テーブルに20バーツや小銭をざらっと置いていくという方もいますが、私はしたことがないです。

カフェ

お次はカフェです。

カフェだとレジのところに「チップ」と書かれた箱や入れ物を置いているところが多いです

カウンターで会計する時にお釣りが小銭の場合は、そのチップ箱に入れたりしますが毎回ではないです。

もちろん入れなくても 大丈夫です。

カフェで席について飲んだり食べたりした後にお会計をするとき、レストランと同じようにトレーやパカッと開くものにお会計のレシートが入ってきます。

例えば、カフェでコーヒーとケーキで180バーツ請求された時は、200バーツ渡してお釣りの20バーツはもらわずに店を出ます。

また、お会計が210バーツのとき300バーツを出してお釣りが90バーツであれば、そこから20バーツを残して店を出ます。

飲み物だけならチップを払わない時もありますが、一杯のコーヒーでかなり長い時間いたなと感じた時は、お会計で20バーツほどチップを渡すときもあります。

カフェだと何か食べても大体200から行っても350バーツぐらいだと思うので、チップは20から30バーツぐらいで十分です。

このときも、あくまで気持ちなので絶対にあげなければいけないというわけではありません。

レストラン

お次はレストラン

屋根があって冷房設備のあるお店では、チップを払うのがタイの習慣です。

屋台以外のレストランでは飲食代の5から10%が相場と言われています。

例えば、お会計が1000バーツの場合は、50バーツから100バーツをチップとして渡します。

店員さんがニコニコ優しく接客してくれて料理もとても美味しくていい時間が過ごせたと感じた場合は、100バーツぐらい渡してもいいかもしれません。

逆に 店員さんの愛想があまり良くなくて料理もなかなか出てこなかった場合や、おいしくない食事であればチップは少額で大丈夫です。

クレジットカードで支払った場合でもチップは現金で支払います。

なので、20バーツ札や 50バーツ札を何枚かいつもお財布に入れておくと便利です。

次は、タイのレストランやバーで時々見るこちらのプラスタイの レストランやバーでは、このように値段にプラスが書かれていることがあります。

→→

例えばお会計でプラスが1個だけついているときは、1000バーツに7%の税がプラスされますよという意味でお会計は1,070 バーツになります。

この税の正式な名前は付加価値税で英語でバリューエディットタックスといい、レシートには頭文字を取ったVATと書かれています。

プラスが2個ついている場合は、サービス チャージ10%とVAT7%の両方がプラスされますよという意味になりお会計は1,177 バーツになります。

サービスチャージという言い方を変えれば、強制チップシステムって感じですね。

お会計にサービスチャージが含まれている場合は、基本的にはチップは不要です。

しかし、とても素敵な時間が過ごせた場合は、サービスチャージが含まれていても、少しは現金でチップを置いていくという方も結構います。

日本円で例えると、4000円のお会計がプラス1個の時は4280円 プラスが2個の時は4700円になる感じです。

なので、サービス チャージ+VATの時は、お会計時に「あれ思ったより高いなぁ」と感じることが多いです。

請求が4,000円と思っていたら4,700円ですからね。

マッサージ

お次はマッサージ です。

タイのマッサージは日本と比べてとても安いので、よく利用する方も多いと思います。

例えば、タイ古式マッサージだと相場は1時間250バーツから350 バーツです。

マッサージでのチップは50バーツを渡す人が多いです。

これはタイ人を見てもそうで250バーツ のマッサージなら300バーツ、350 バーツのマッサージなら400バーツを渡します。

でもたまに満足のいくマッサージではないときもありますよね。

以前、フラット入ったマッサージのお店で1時間300バーツのヘッドマッサージを 受けたところ、髪をワシャワシャするだけの時はチップを渡しませんでした。

しかし、タイマッサージでそこまで外れということは少ないので、基本的には「気持ちの良いマッサージをありがとう」という気持ちを込めて50バーツのチップを渡すのがスマートです。

ここでたまに聞くのが

「タイにはもともとチップの習慣がないので渡す必要はない。」

「 チップなんて 欧米人が持ち込んだ習慣だ。」

という言い分です。

しかし、チップの文化はタイで深く根付いていてタイの人の間ではチップはマナーだという考えが浸透 しているのでそんなことを言うのは野暮というものです。

タイでは、良いサービスを受けた時や楽しい時間が過ごせた時などは、ほとんどの人がチップを払います。

もちろんチップは強制ではなく気持ちなので 接客態度が悪い場合などは、少額だけ払うかまたは全く払わないかそれは自由です。

ところで最近よく耳にするのが、チップ20バーツは少なすぎるという意見です。

タイは物価の安い国というのは過去の話で、最近は普通のレストランで普通の食事をしても日本以上の金額になるお店がかなりあります。

しかし、この20バーツが安すぎるという意見は私たちの考え方で、すべてのタイ人がそう思っているわけではありません。

自分の価値観や感謝の度合いでチップの額は違うので、素敵な時間が過ごせたなと思ったらお礼でさっとチップを渡すのがスマートです。

ホテル

次は ホテルです。

まずは ベルボーイの方が荷物を部屋に運んでくれ た時は 50バーツほど渡しています。

ランクの良いホテルだと100バーツ ぐらいになります。

ほとんどのベルボーイさんは 荷物を運てくれた後で「エアコンのスイッチはここだよ」とか「ここを開けるとコーヒーカップや栓抜きがありますよ」などと説明してくれます。

しかし、中には明らかにチップ狙いのベルボーイさんもいて、チップを渡すまでずっと喋り倒しています。

備品1個1個を説明するだけでなく、目につくもの全部説明するベルボーイにも遭遇したことがあります。

そういう時は、適当に話を切り上げて、50バーツを渡すといいでしょう。

ホテルのベッドメイキング

ホテルのメイドさんへのチップですが、ベッドメイキングの時チップを枕の下に置いておきます。

やはりもらった方は嬉しいので、ミネラルウォーターを大量に置いていってくれたり、いつも以上に気合を入れて綺麗に掃除してくれたりすることもあります。

チップを置かないと働かないのかと思うかもしれませんが、国が違えば価値観も違うので「タイではそういう感じなのね」と思うぐらいでちょうどいいです。

メイドさんにあげるチップの相場は下記になります。

1泊2,000バーツ以下のホテルの場合は、チップは50バーツぐらい

1泊2,000バーツから6,000バーツのホテルの場合、チップは50から100バーツぐらい

1泊6,000バーツ以上のホテルの場合、チップはだいたい100バーツぐらい

といった感じです。

タクシー

次はタクシーです。

メータータクシーの場合は基本的にチップは不要ですが、お釣りの小銭をチップと渡してもいいでしょう。

トゥクトクはいまや観光客向けの乗り物なのでメータータクシーより高いです。

ちょっとの距離でも200バーツぐらいかかり、特にプーケットのトゥクトゥクの相場は高いので、チップはあげなくてもいいです。

それと余談なんですけど、プーケットのトゥクトゥクは運転手の家族も一緒に乗っていることがよくあります。

以前乗ったらトゥクトゥクでも、助手席に運転手さんの奥さんが乗っていて

「急いでないなら先に 奥さんを親族のうちへ送っていっていい」 

なんて言われたことがあります。

OKしたところ、降りるときにパイナップル1つもらいました。

例外

最後に例外です。

以前、屋台でご飯を食べていたら突然スマホが動かなくなり途方に暮れていると、屋台のお兄さんが「ちょっと貸してみ」というのでスマホを渡したところ、10秒ぐらいで直してくれました。

その時は、感激してチップを100バーツ渡しました。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、タイのお店のチップの相場、払い方、チップがいる場所いらない場所について見ていきました。

わたし的にはチップの額は基本プライスレスであくまで「気持ち」なので、この記事の場面ごとの相場を参考にしてご自分の感謝の気持ちをチップでスマートに表現してみてください。